米仮想通貨決済のビットペイは、3000ドル(約32万円)以上の高額取引をするユーザーに対し、パスポート番号やID写真を要求すると発表した。8月1日に述べた。ただし、ビットペイとコペイ(Copay)アプリを利用する個人間の取引には適応されない。

今回の新たな個人認証「ビットペイID」は、ビットペイの新たなダッシュボードに導入され、8月5日に公開されたとしている。同ダッシュボードは、ユーザーの取引履歴や様々な決済機能へのアクセスを提供するパーソナライズされたホームページとして機能する。

ユーザーは、ソーシャルセキュリティ番号(国民番号)やパスポート番号や、D写真といったデータ入力を要求するワンタイム承認プロセスが必要となる。

ただし、高額決済のみを対象としたもので、3000ドル(約32万円)以上のビットペイ業者への支払い、1000ドル(約10万5000円)以上の返金要求、ビットペイ支払いの受け取りまたはビットペイプリペイド商品を得る際に適応される。ビットペイは以下のように述べている。

「このプロセスは、我々の個人認証の取り組みを改善する手助けとなり、ビットペイ業者への決済リスクを削減する。また、我々は、承認されたユーザーに対して、将来的にビットコイン支払いのようなサービスやビットペイのプリペイド商品を素早く提供できるようになる」

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版