仮想通貨決済企業のビットペイは12日、ビットペイカードユーザーがアップルウォレットに接続し、アップルペイを使用して商品やサービスの支払を行えるようになったと発表した。
「ビットペイカードを使用して何千ものビットペイウォレットアプリの顧客が、仮想通貨を使う方法や使える場所を常に探している」と、ビットペイのステファン・ペアCEOはプレスリリースで述べている。「アップルペイを追加し、間もなくグーグルとサムスンペイを追加する。そうなれば、日用品から高級品までより多くの場所でビットペイカードを簡単かつ便利に使用できるようになる」。
ビットペイでは現在、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、また様々なステーブルコインでの支払が可能だ。
このアップルペイとの統合は、足元で進行している仮想通貨の強気トレンドを利用するためのビットペイの広範囲な戦略の一部のようだ。ビットペイはまた、昨年末に米規制当局に信託銀行設立を申請している。
今回のアップルペイに関するリリースでは、「グーグルペイとサムスンペイのサポートは今四半期の後半に予定している」と述べている。
この動きは、アップルペイの規模を考えると、デジタル通貨を現実の世界で使いたいと考えている人々にとって重要なものだ。最近のレポートによると、アップルペイは2025年までにすべてのカード取引の10%を占めるようになると指摘されている(現在のシェアは5%)。