世界最大のイーサリアム(ETH)保有企業であるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは木曜日、新たに6500万ドル相当のETHを購入した。
ブロックチェーン分析プラットフォームのアーカム・インテリジェンスによると、同社はギャラクシー・デジタルの店頭取引(OTC)デスクを通じて6回の取引で買い付けを完了した。
この購入は、すべての中央集権型取引所におけるイーサリアム準備金が3年ぶりの低水準に達している中で行われた。2022年以降、企業による購入やETFによる需要が供給を吸収したことで、供給量は38%減少している。
火曜日にビットマインの広報担当者はコインテレグラフに対し、同社はレバレッジを使わず現金でETHを購入しており、現在イーサリアムの流通供給量の1.5%以上を保有していると語っている。
トム・リー氏、ETH長期予想6万ドルを再確認
ビットマイン会長のトム・リー氏は水曜日、ポッドキャスト番組「レベルアップ」に出演し、ETHは長期的に6万ドルに達するとの見解を改めて示した。
リー氏は、ウォール街のETHへの関心は「1971年的瞬間」になる可能性があると述べた。1971年8月17日、当時のニクソン米大統領が賃金と物価を90日間凍結し、インフレ抑制とドル防衛のための政策を打ち出した結果、ニューヨーク株式市場は取引高と1日の上昇幅で過去最高を更新した。
「ウォール街が仮想通貨のレールに移行するのは、イーサリアムにとって1971年的瞬間に似ていると思う。多くのものをブロックチェーンに移行させる巨大な機会を生み出しており、イーサリアムだけが勝者ではないが、主要な勝者の1つになる」
またリー氏は、ETHを財務資産として保有する上場企業はプレミアムで取引されるべきだと主張する。その理由として、企業は保有資産をステーキングできるのに対し、イーサリアムETFは流動性要件の制約により全保有ETHをステーキングできない点を指摘した。
リー氏によれば、ETHは3%のステーキング報酬を生み出すため、イーサリアムを財務に保有する企業には90%の価値が加わるべきであり、それは1.9倍の評価倍率を意味する。ストラテジックETHリサーブによれば、現在、ビットマインのmNavは1.13倍で取引されている。
「覚えておくべきなのは、イーサリアムETFは流動性要件のために完全にステーキングできないということだ。したがってステーキングに対する本来の倍率を得ることは決してない」とリー氏は付け加えた。
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