100倍レバレッジで有名な仮想通貨取引所ビットメックスでKYC(本人確認)を導入することが検討されているようだ。I am Nomadが22日、ビットメックスがアンチ・マネーロンダリング(AML)の責任者を募集している内容をツイートしたことが話題になっている。

これはビットメックスの公式企業アカウントがリンクトインに投稿した内容で、職務内容に「ビットメックスのプラットフォームにオンボーディングか既存の機関投資家、個人投資家の双方のクライアント向けのデューデリジェンスを開発、管理すること。」と「AMLや許認可要件に関連する顧客審査のプロセスを担当する」とある。

ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOはこれまでにビットコインを決済手段というよりも「金融プライバシー」の重要性に度々言及してきた

そのために、今回のKYCを導入するかもしれない求人に業界では驚きをもって迎えられている。こうした動きに対し、ビットメックスの取引量は減少を始めている。仮想通貨トレーダーのAkado氏はツイッターで「ビットメックスがKYCを実装すれば、それを利用する理由はなくなる」と指摘した

さらにビットメックスから資金がなくなれば、ビットメックスのビジネスの存続と保険基金の存続に関わるとの指摘も出ている