2019年に一時ブームとなったIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)によって投資家は最大98%の資金を失った。ビットメックスが23日にレポートを出した

ビットメックスは12の大規模IEOを調査。このうち11プロジェクトの価格が急激に下落。IEO当時の価格と比べて42%~98%のマイナスとなっている。

IEO investment returns since the first exchange-traded price

(出典:ビットメックス「IEO銘柄のリターン(最初の取引価格比)」)

バイナンスでIEOをしたマティックは例外で、255%のリターンを得ている。

ビットメックスは、5月以降にビットコインの価格が上昇したのにもかかわらず、11のIEOのパフォーマンスが深刻なほど悪化したと指摘。「IEOとはICOのCをEに変えることによって、残念なリターンというICOの評判を避ける狙いがあった」という独自の分析を繰り返した。

IEOはICOと異なり、取引所の利用者しか購入できない。上場するトークンを取引所が審査することからICOよりも信頼感があると言われている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン