仮想通貨取引所ビットフライヤーは21日、同社の利用ユーザーの属性が若年化していることを明らかにした

2年前の2018年の調査では30代の利用者が32%を占めて最も多かった一方で、2020年7月の調査では20代が34%と逆転。さらに同期間で投資経験についてもアンケートしたところ、「投資経験なし」が2018年には17%だったのに対し、2020年は25%と上昇した。

ビットフライヤー

(出典:ビットフライヤー)

ビットフライヤーはこの傾向について「全体に占める、投資未経験者の比率も増加傾向にあります。投資 経験のない若い年代のお客様が、初めての投資として暗号資産取引を選んでいるようです。」と分析している。

同社は今年6月からアイドルグループ乃木坂46の齋藤飛鳥さんをイメージキャラクターとして採用。「仮想通貨をまだ知らなかった齋藤飛鳥が今回のテレビCM出演をきっかけに仮想通貨に興味を持つ」というテレビCMを展開している。

これについてビットフライヤーは「これまで仮想通貨に触れてこなかったお客様や、当社を知らなかったお客様に興味を持っていただくとともに、さらに身近に感じていただきたい、という想いを表現しました」というように、若者層の取り込みに一定の効果があったのかもしれない。

一方で、ビットフライヤーのビットコインの取引金額は現物、FX共に5月をピークに減少傾向にある。

5月のビットコインの現物取引高は2438億8700万円だったのに対して、6月には1453億7700万円、7月は1360億5000万円。ビットコインFXも5月には4兆4637億2700万円だったが、7月時点では2兆7016億7800万円に現象している。

ビットフライヤーはさらに、第三者機関による「暗号通貨取引サービスに関するアンケート」で「「暗号資産サービス利用率」が2年連続で1位になったと発表。さらに「 暗号資産サービス使いやすさ」など、新たに3項目で国内 No.1を獲得したという。