ビットコインのGDP(国内総生産)はいくらだろうか?そして、世界第何位になるだろうか?仮想通貨分析企業のコインメトリックスがそれぞれ独自分析の結果を発表した。

GDPは、特定の経済の中で一定期間の間に生産されたモノやサービスの付加価値の合計金額を指す。コインメトリックスによると、GDPに近い指標は「調整済み移転価値(Adjusted transfer value)」。移転価値は、一定期間の間に移転されたネイティブ・ユニット(米ドル建て)だ。

もし調整済み移転価値の1%がモノやサービスに使われていると仮定すれば、ビットコインの名目GDPは840億ドル(約9兆円)、世界140位の経済と同等だという。

また、コインメトリックスはビットコインGDPの成長率も算出。現在は15%のマイナス成長であると伝えた。

(出典:Coin Metrics「ビットコインの調整済み移転価値と成長率」)

ちなみに調整済み移転価値は、1日あたり23億3000万ドル(約2500億円)。2010年にはたった2000ドル(20万円)だった。