分析企業デジタルアセットデータ(Digital Assets Data)の共同創設者兼CEOのマイク・アルフレッド鵜jいは、世界がよりデジタル化するにつれ、仮想通貨(暗号資産)の先駆的存在であるビットコイン(BTC)が金に取って代わる存在になる可能性があると主張している。

「ビットコインが、長期的視野で価値を保存したい者にとってのハードマネーとして、金にとって代わると考えている」と、アルフレッド氏はコインテレグレフに語った。「経済がますますオンラインになり、バーチャル化する世界において、若者はビットコインの方により興味を持っている」とも指摘する。

ビットコインが持つ重要な役割

10年以上前に誕生して以来、ビットコインは1ドル未満から最高2万ドルまでになった。仮想通貨アナリストのPlanBの分析によれば、その間にビットコインは取引通貨や金融資産など、何度もその役割を変えてきた。

「最も説得力のあるユースケースは、現地通貨の不安定さとインフレに直面している新興国市場であり続けている」と、アルフレッド氏は述べている。

たとえば、ベネズエラは近年、1000万%という天文学的なインフレが発生している。そのため、ビットコインはベネズエラで大きな人気を博している状況だ。

「ビットコインがより受入れられるようになれば、より多くの金融取引でも使用され、ますます多くの規制当局によって受入れられるようになるだろう」と、アルフレッド氏は語る。

「最終的にビットコインは、世界経済の構造に完全に織り込まれる可能性がある」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン