ビットコイン強気派で米投資家のティム・ドレイパー氏は、11日にブログを更新し、ビットコインが中心となって形成されるワン・ワールドについて自説を展開した。
ドレイパー氏は、部族主義からグローバル主義への転換の中でビットコインが果たした役割を解説。短期的には自身の権力強化のためにビットコインを利用する「(支配好きで恐怖を拡散する)リーダー達が現れる」ものの、長期的にはビジネスと経済に関しては、これまでにない以上に「ワン・ワールド、1つの世界になる」と述べた。
ドレイパー氏によると、部族主義にしがみついてグローバル通貨とてのビットコインを否定する人々は、「ビットコインを理解しない」「ビットコインは単なる手段であり、ブロックチェーンが本物だ」、もしくは「ビットコインはどの(部族)にも裏付けられていないからビットコインはマネーではない」と言った発言をする。
「しかし、私たちの多くにとって、ビットコインこそが明るい光だ。私たちが『なるほど!』と思った瞬間だ。部族主義は死滅しつつある。我々は、ジャングルの王者が死の際にうめき声をあげるように、政治家が部族時代に行使できた権力にしがみついて(ゴリラのように)胸を強く叩く姿を聞いている」
その上でドレイパー氏は、政府もグローバル主義に対応しなければならないと主張。例えば、ビットコインで保険のプレミアムを支払い、請求書をスマートコントラクトで処理し、AIが監視するグローバルな保険サービスなどを開始すべきと提案した。
ドレイパー氏は、ビットコインが2023年までに25万ドルに到達すると予想している。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版