仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は一時32000ドルまで下落したが、急速に回復している。この動きはデータから、大口投資家だけが利益を得ていることが示されている。
仮想通貨データ分析のグラスノードが11日に発表したウォレット残高データによると、「押し目買い」をしたのは1000BTC以上を保有するクジラ(大口投資家)のみであることがわかった。
「ミリオネア」が成長続ける
ブロックチェーン・インフラプロバイダーのバイソン・トレイルズのエリアス・サイモス氏によると、12月から1月にかけて、クジラは個人投資家が売却したビットコインを買い増ししていることが示されている。
「直近の下落にも関わらず、1000ドル以上のBTCを保有するアドレスは、他のすべてを犠牲にして成長を続けている。あなたがビットコインを売却すると、それをクジラが飲み込んでいる(購入している)。」
ビットコインが12月1日に記録した19000ドルから、1月8日の高値である42000ドルまで上昇したことで、少額保有のビットコインウォレットは減少した一方、1000BTC以上のウォレットが増加している。
これはビットコインが個人投資家(weak hands)から機関投資家(strong hands)に移動していることを示している。起業家のアリスター・ミルン氏は、サイモス氏のデータから「ビリオネアや企業、ヘッジファンドにビットコインを渡してはいけない」と個人投資家に対し、売却せずに保有し続けることを勧めた。

グッゲンハイムが売却を示唆
機関投資家が積極的にビットコインに参入していることが、最近の価格上昇につながるとされている。しかし、この機関投資家がビットコインを売りに出しているかもしれないことが、注目を集めている。
既報の通り、米投資企業グッゲンハイム・パートナーズで最高投資責任者を務めるスコット・ミナード氏が11日、ツイッターで「目標の35000ドルは達成した。お金を引き出す時だ」と発言。週末にかけてビットコインが下落したことでポジションを見直したことを示唆した。
ただ、この発言からビットコインを売却したと判断するのはまだ難しいかもしれない。
マクロ投資家のダン・タピロ氏は「巨大企業のCIOがビットコインをデイトレードしているわけがない。最低でも5〜10年は保有するはずだ」と指摘している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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