仮想通貨市場はブレイクアウトに向けた「最適な条件」に近づいている可能性がある。オンチェーン分析企業サンティメントのアナリストによると、ビットコインの大口および中規模投資家が過去9日間で合計3万6322BTCを積み増す一方、個人投資家は売却に回っている。
サンティメントは火曜日、Xへの投稿で「ビットコインのクジラとサメは引き続き蓄積を進めている」と指摘した。ビットコイン(BTC)は過去24時間で4.55%下落し、記事執筆時点で8万9110ドルで取引されていた。
1月10日から19日にかけて、10BTC以上10000BTC未満を保有するウォレット、いわゆる「スマートマネー」は、評価額にして32億1000万ドル相当のビットコインを買い増した。
一方、0.01BTC未満を保有する個人投資家ウォレットは、同期間に132BTC(約1166万ドル相当)を手放したとサンティメントは分析している。
「スマートマネーが蓄積し、個人投資家が投げ売りする局面こそ、仮想通貨がブレイクアウトする最適な条件だ」とサンティメントは述べた。「地政学的問題を別にすれば、このパターンは長期的な強気ダイバージェンスを生み続けている」。

関税発言を受けてビットコイン急落
2024年1月のトランプ大統領就任以降、米国大統領が新たな関税措置に言及するたびに、ビットコインは大きな値動きを見せてきた。
月曜日も例外ではなく、トランプ氏がグリーンランド獲得を巡る圧力の一環として欧州8カ国への関税措置に言及したことで、ビットコインは約7%下落した。
先週には、クリプトクオントのキ・ヨンジュCEOでが「個人投資家はビットコイン市場から去り、クジラが買っている」との見方を示していた。
ただしサンティメントは火曜日、ビットコインが仮想通貨コミュニティのソーシャルメディア上で、現在最も議論が活発なテーマの1つになっているとも指摘した。地政学的緊張が高まる中、月曜日に過去最高値を更新した金や銀と比較する投稿も増えているという。
市場心理は依然として慎重
他の指標を見る限り、市場参加者は依然として慎重で、ビットコインへの関心が他の仮想通貨を大きく上回っている状況が続いている。
仮想通貨市場全体の市場心理を示す恐怖強欲指数は、火曜日の更新で「恐怖」を示す32を記録した。
また、過去90日間のアルトコイン上位100種のパフォーマンスをビットコインと比較するアルトコイン・シーズン指数は、100点満点中29点の「ビットコインスコア」となっている。
仮想通貨アナリストのウィル・クレメンテ氏はXへの投稿で、「客観的に見ると、足元の値動きからビットコインに強気になるのは難しい」と述べている。
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