ビットコインの値動きが横這いになっていることを受け、ビットコインの取引量が2016年3月以来で最少となったBlockchain.infoの統計から分かった。

 データを見ると、昨年12月のピーク以後のビットコイン価格の下落に併せ、BTCの取引量も下がっていることが分かる。

 取引量は2月26日、2年間で最少となる18万件となった。つい数日前の3月4日でも19万5500件だった。

Confirmed Transactions Per Day

 ビットコイン価格は昨年2万ドルを付けて以来調整入りし、現在でも足踏みしている。

 ビットコインコアクライアントやコインベースおよびビットフィネックス等の大手仮想通貨取引所でセグウィットが実装されるなどファンダメンタルズは向上しているとも言えるが、トレーダー的には旨味があまり無い状態だ。

 セグウィットの進捗を統計するセグウィットパーティーというサイトによると、現在ビットコイン取引の30%にセグウィットが採用されているという。

 ネット上の会話からは、既存のポジションをホールドしつつ様子見している人が多いことが分かる。P2Pでのビットコイン取引が行われる「ローカルビットコイン」でも週間取引量は6カ月最少値となった(2月24日の週の取引量は約60億円)。

 一方で取引手数料はここ数カ月以来最安となっており、Earn.comではバイトにつき40サトシ(0.005ドル)が推奨されている。