仮想通貨ビットコインから米ドルとステーブルコインテザー(USDT)への交換量が急増している一方、円やドルへの交換量は減少している。クリプトコンペアの月間取引高リポートの中で明らかになった

(出典:クリプトコンペア「ビットコインから法定通貨もしくはステーブルコインへの交換」※1月は緑、2月は黒、3月は灰色)

先月、ビットコインからテザーに交換した量は、890万BTCと全体の81.7%を占めた。2月は全体の70%だった。

一方、ビットコインから法定通貨への交換量は減少しており、ビットコインから日本円は全体の20%で、2月の30%から減少、ビットコインから米ドルは46%とほぼ横ばいだった。割合でなく実数で見ると、法定通貨への交換量の減少は顕著で、3月のビットコイン/円は48万BTCと47%の大幅マイナス。ビットコイン/ドルは92万BTCで26.2%の減少だった。

例外だったのは韓国のウォン。2月の15万BTCから3月は21万BTCへ増加した(41%のプラス)

ちなみに、米ドル、円、ユーロ、ウォンが、ビットコイン/法定通貨の取引高の95%を占めている。

先日、仮想通貨取引所ビットフィネックスの批判の急先鋒として知られるツイッターアカウント名Bitfinex'edが「テザーが再び仮想通貨市場に巨額フェイクマネーを投下している」と警告。「前回、この規模のフェイクマネーを投下したとき、CFTCの召喚状が出て、マーケットは急落した」と述べていた。