4大会計監査法人の1つ、KPMGは2019年のフィンテック企業トップ100のランキングを発表した。トップ10の中には仮想通貨・ブロックチェーン企業は入らなかったが、日本の仮想通貨取引所リキッドなどがランクインしている。

1位はアリババ傘下でアリペイを展開するアントフィナンシャルだ。昨年のランキングでも同社は1位だった。2位にはシンガポールの配車アプリ企業グラブ(Grab)、3位には中国のEC大手JD.comの金融子会社JD Digitsが入った。

KPMGの「Fintech100」は、調達した総資本や資本調達率、製品・サービスの革新度など5つの要因をもとに選定されている。50位までがランキングされているほか、注目企業50社が選ばれている。

仮想通貨を含む投資アプリであるロビンフッドは昨年の8位から14位にランクダウン。仮想通貨・ブロックチェーン関連では、中国のワンコネクト(18位)、英決済企業のレボルト(26位)、米仮想通貨取引所コインベース(34位)、日本の仮想通貨取引所リキッド(38位)、リトアニアのブロックチェーン企業BANKERA(42位)がランクインした。また50社の注目企業の中には仮想通貨取引所バイナンスも選ばれている。

ちなみに日本企業は4社がランクインしており、前述のリキッドのほか、ロボアドバイザーのフォリオが49位に入ったほか、AIを活用したフィンテック企業アルパカジャパン、「トラノコ」を展開するTORANOTECが注目企業に選ばれている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン