仮想通貨ビットコイン(BTC)が1万ドルを超えて推移した日数が連続で100日になった。史上初めての快挙であり、底堅いサポートがビットコインマーケットにあることを示した。

歴史的な大接戦となった米大統領選挙の最中にビットコインはマイルストーンに到達した。11月5日未明には1万4270ドル付近をつけて今年最高値を更新した。

ビットコイン 連続100日の意義

ビットコイン1万ドル超えは当たり前というニューノーマルの時代がやってきた。

ビットコインには、100ドルや1000ドル、1万ドルといった大台を100日間連続で超えることで新たな高みを目指してきた歴史がある

ビットコインのストック・フロー分析(S2F分析)で有名なプランBは、ビットコインが過去一度も下回ったことがない200週移動平均線が初めて7000ドルを突破したと指摘。歴史が繰り返すとすれば、次の2024年の半減期に向けてビットコインは200週移動平均線に対してさらに伸び続ける可能性がある。

(出典:PlanB/Twitter「ビットコイン価格と200週移動平均線」)

ビットコイン 2021年はパラボリック上昇

2021年はパラボリック(放物線を描く)上昇を期待する声も出ている。ブルームバーグの仮想通貨アナリストであるマイク・マクグローン氏は、半減期の翌年の動きから2021年のビットコインに強気な姿勢を見せた。

11月4日のツイートで同氏は、単純な需給バランスの引き締めを理由に、2013年や2017年と同じように2021年はパラボリックな上昇が見込めると述べた。

「新たな高値は歴史の反復とともにつけられる。拡大する普及トレンドを阻害する我々がまだ見ぬ何かが起きない限り、時間の問題だろう。需要と供給の問題だ」

半減期では、新たにマイナーに報酬として与えられるビットコインの数が半減する。

歴史的にビットコインは、半減期の年ではなく、翌年に急上昇してきた。

(出典:Mike McGlone/Twitter「ビットコインの供給と需要」)

今年は、米国の機関投資家や上場企業をはじめとしてビットコイン投資トレンドが加速している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン