ビットコイン安全資産説に陰りが出ている。

今年5月頃には米中貿易戦争が激化する中で安全資産として「デジタルゴールド」ビットコインが買われているという説がもてはやされた。しかし、コインメトリックスによると、とりわけ最近、データ的にビットコイン安全説が一貫性のない主張であることが分かった。

米中貿易戦争への楽観ムードの高まりやFRBなどによる金融緩和のピークが過ぎたという見方から、最近は金が売られる展開。先日には数年ぶりの下げ幅を記録したものの、ビットコインと金の30日間相関関係は-0.22まで低下した。「ビットコイン安全資産」説がもてはやされたころの相関関係+0.5とは対照的だった。

(出典:CoinMetrics「ビットコインと金の相関関係」)

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