ビットコイン(BTC)は過去6カ月にわたり「明確な」保ち合いレンジ内で推移してきたが、トレーダーらはそろそろブレイクアウトが近づいていると見ている。
オンチェーン指標、とくに短期保有者(STH)のコストベースは、ビットコイン価格が11万7000ドル、あるいはそれ以上に上昇する可能性を示唆している。
ビットコイン、次の焦点は11万7000ドル
2025年1月以降、ビットコイン価格は7万8000ドルから11万ドルの広いレンジで推移している。
オンチェーン分析プラットフォームであるグラスノードによれば、このレンジは短期保有者のコストベースと重なる範囲であるという。
短期保有者のコストベースとは、保有期間が155日未満の投資家が購入したビットコインの平均取得価格を指す。
ビットコインは5月にこの指標の上限である11万2000ドルに達し、史上最高値を記録した。もし価格が再びこのラインを試す展開となれば、短期的には11万7000ドルへの上昇が見込まれる。
市場分析企業グラスノードは7月2日にXで次のように述べている。
「STHコストベースの上限は5月下旬に一度だけテストされ、現在は11万7113ドルに位置している。このレベルは、短期的な価格動向における上限バンドと見なすことができる」
さらに、実現価値対市場価値(MVRV)という指標も、ビットコイン価格にまだ上昇余地があることを示している。このMVRVは、ビットコインが過大評価されているかどうかを測るもので、未実現利益が極端な水準に達していない限りは上昇余地が残るとされる。現在、MVRVの上限バンドは12万3000ドル付近にある。
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ブレイクアウトはいつ起きるのか?
一方、人気トレーダーでアナリストのレクト・キャピタル氏は、ビットコインがすでに数カ月にわたって上値を抑えている下降トレンドラインを突破するのではないかと指摘する。
「ビットコインが日足の下降トレンドラインから何度も跳ね返されているが、そろそろ突破するのではないか?」と問いかけ、この水準がレジスタンスとしての効力を弱めつつある可能性を示唆した。
添付されたチャートでは、10万9000ドルの下降トレンドラインが重要なブレイクアウト水準になっていることが示されていた。
「ビットコインは、日足終値でこの下降トレンドラインを上抜けたうえで、サポートとして再テストすることが、ブレイクアウトの確認条件となる」
アナリストのイェレ氏も同様に、ビットコインは日足ベースで11万ドルの強気フラッグ上限を上抜けた段階でブレイクアウトが成立し、ターゲットは13万ドルになるとの見解を示している。
This article does not contain investment advice or recommendations. Every investment and trading move involves risk, and readers should conduct their own research when making a decision.本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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