ビットコイン(BTC)は水曜日、6万5000ドルから7万ドルの狭いレンジで推移しており、この構造は過去2週間維持されている。
短い時間足では強気ダイバージェンスが確認されており、短期的な売り圧力の減衰を示している。一方、先物データは6万6000ドル付近から新規ロングポジションが積み上がっていることを示唆している。
アナリストらは、この価格圧縮がブレイクアウトの前兆となる可能性があると指摘。6万6000ドル下方と7万1000ドル上方に位置する流動性クラスターが、次の方向性を決定づけるゾーンになるとみている。
サポート付近で強気ダイバージェンス形成
1時間足チャートでは、ビットコインは先週7万ドル方向への上昇に先立って形成された構造と類似する下降チャネルを描いている。このチャネル内で、相対力指数(RSI)に明確な強気ダイバージェンスが発生している。
強気ダイバージェンスは、価格が安値更新または同水準の安値を付ける一方で、RSIが切り上げる現象を指す。これは短期的に売り圧力が弱まっていることを示唆する。
6万8000ドルを明確に上抜ければモメンタム確認となり、7万1500ドル上方の外部流動性およびレジスタンス水準に向けた上昇が視野に入る。

一方、無効化水準は6万6000ドル割れとなる。同水準付近には6万5000ドル近辺の内部流動性が存在する。これを下抜ければダイバージェンス構造は否定され、6万2000ドルから6万ドルのサポートエリアへ焦点が移る。
デリバティブ市場では、過去2日間で総建玉が151億ドルから155億ドルへと約3%増加した一方、価格は下方向へ推移した。
資金調達率は0.046%へ上昇しており、先物トレーダーによるロングエクスポージャー拡大を示している。
2月15日以降、約2億5000万ドルのロング清算が発生し、6万7000ドル以下でレバレッジポジションが強制決済された。こうしたロング側の売りは過剰レバレッジを解消し、価格安定と上昇トレンド再開に向けた環境整備につながる可能性がある。

先物モメンタムと流動性構造
仮想通貨アナリストのAmr Taha氏は、バイナンスのビットコイン先物パワー30日変化指数が急低下し、マイナス0.18に達したと指摘した。この水準は2024年4月から5月に観測された水準と一致する。

同氏は、2024年4月から5月の同様の深いマイナス圏は、その後指数がプラスへ転換したことでビットコインが10万ドル超へ急伸する起点となったと述べ、今回も転換点となる可能性を示唆した。
一方、仮想通貨アナリストのDom氏は、6万6000ドルから6万9000ドルの間に現物板の流動性が薄いとし、現在の動きをブレイクアウト前の価格圧縮局面と評価している。
BTCトレーダーのDaan氏が共有した流動性ヒートマップでは、6万6000ドル下方と7万1000ドル上方に密集した流動性クラスターが確認されており、ストップ注文や待機ポジションが集中しているエリアであることが示されている。
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