ブルームバーグのコモディティアナリスト、マイク・マッグローン氏は、今週のビットコインの5万ドルを超える急騰によって、心理的なレジスタンスがサポートに反転するだろうと主張している。

マッグローン氏は、ブルームバーグ・クリプトアウトルックの10月版を公開した。レポートの中で、同氏はビットコインの5万ドルのレジスタンス(5月の急落以来突破されてこなかった)がサポートに反転していると指摘している。

「5月以降レジスタンスとなっていた5万ドルの水準は、4Qでサポートになろうとしているようだ」と、同氏は書いている。

テクニカル的な要因、センチメント的な要因が合わさることで仮想通貨を数か月来の高値に押し上げ。BTC価格は5万5000ドルに向かって急騰した。そしてビットコインはますます他のマクロ経済指標から切り離されている。6日にビットコインは9%の上昇となったが、ダウジョーンズは200ポイントを超えて急落した。

マッグローン氏のレポートでは、ナスダックのような伝統的な株式市場指数と比較した場合、ビットコインは依然として割引価格であるという。「株式の上昇はビットコインの浮力を維持するはずだが、株式市場が下落した場合、より多くの刺激がデジタル資産の基盤を固めることになるだろう」と指摘している。

レポートでは、分散型取引所と非代替性トークン(NFT)が広く採用されている中、イーサリアムについても肯定的な見方を示している。イーサリアム価格については、マッグローン氏は5000ドルという価格目標を設定している。