ビットコインは1万2000ドルを回復した。執筆時間(7月9日午前11時5分)までの24時間で8%以上。現在も勢いは止まらず、1万2670ドル付近を推移している。
(出典:TradingView「ビットコイン/米ドル(1日)」)
過去24時間で2度の垂直上げがあった。
1万1000ドル付近で膠着していたビットコインは昨日の18時過ぎに1回目の垂直上げで1万2000ドルに迫ると本日午前4時過ぎに2回目の垂直上げで一気に1万2000ドルを突破した。
ビットコイン強気派で知られる米モルガンクリークキャピタルマネジメントのマーク・ユスコCEOは、次の大きなプルバック(一時的な後退)までに3万ドルをつけるかもしれないと予想した。
一方、他の主要仮想通貨の伸び幅は限定的で、仮想通貨市場の時価総額全体に占めるビットコインの割合も急上昇。ビットコインのドミナンスは9日に63.58%に到達し、2017年12月以来の最高記録を更新した。
2017年~2018年にかけて記録した最高値と比べると、アルトコインの苦戦具合が浮き彫りになる。
ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、2017年~2018年に主要仮想通貨が最高値をつけた時にそれぞれ1000ドルで買ったとしたら、現在いくらになっているかを算出。強気相場のビットコインですら617ドルと半分を超えたくらいで、イーサリアムやXRP(リップル)、ライトコイン、ビットコインキャッシュは200ドル台〜100ドル台となっている。
Even with current rally, some macro-cap coins remain 80% or more off their 2017/2018 bull market highs. pic.twitter.com/kkyblo3IsB
— Peter Brandt (@PeterLBrandt) 2019年7月9日