仮想通貨ビットコイン、再び1万ドルを下回ったらどうなる?

1万938ドルをつけた後、ビットコインは急反落した。トレーダーは、FRBのパウエル議長の仮想通貨に対するネガティブ発言がきっかけになったのかと推測している。もしくは、バックトの現物受け渡しのビットコイン先物か。2017年の狂乱相場の真っ只中に立ち上がったCBOEとCMEの先物と同じことを繰り返すことを不安視しているのかもしれない。

テクニカル的に、現在の価格を分析して、今後上昇するのかみてみよう。

BTC USD Daily Chart

 (出典: TradingView「BTC/USD(1日)」)

9350ドルから1万ドルへの最近の上昇で、ビットコインは50日間MAを突破した。以前は、50(黒)と100(オレンジ)の間にあった。

BTCは先週からレンジ相場を維持しており、以前にサポートとして機能した1万500ドルが現在レジスタンスとして立ちはだかっている。

BTC USD Daily Chart

(出典: TradingView「BTC/USD(1日)」)

12EMA(黒)と26EMA(オレンジ)は、まもなく交差する。1万1000ドルまで上昇することによって、ウェッジ(くさび)の上のトレンド線にぶつかることになる。1万1091ドル(X)がレジスタンスになるかもしれない。強気派による取引量が増えれば、ビットコインは1万1450ドルまで上がる可能性がある。

1万2033ドルまで上昇すれば、フィボナッチリトレースメントの61.8%に到達することになる。

もし、ビットコインが下落に転じたら、1万250ドルが次のサポートだ。そこは、ちょうどフィボナッチリトレースメントの50%近くの水準だ。

BTC USD Weekly Chart

(出典:TradingView「ビットコイン/USD(1週間)」)

短期では弱気、長期では強気

ビットコインが弱気になる時、20週移動平均(WMA、黒)が力強いサポートとして機能してきた。

ビットコインは、先週、20週移動平均より高い水準で取引を終えたが、2本の移動平均線を使ってトレンドを探るMACD(移動平均収束拡散法)が弱気のクロスをしてから2週目に突入しており、ヒストグラムもネガティブだ。

BTC-USD Weekly MACD

(出典: TradingView「BTC/USD 週間MACD」)

弱気シナリオ

ボリンジャーバンドが示す価格の変動範囲は狭まってきており、BTC価格の狭いレンジは下降型ウェッジが狭まるのと時を同じくしている。ビットコインは、1万167ドルにある20MAを下回るかもしれない。もしそうなれば、9469ドル〜9350ドルまでプルバック(一時的後退)をするかもしれない。

価格帯別出来高(VPVR)は、9500ドル付近で比較的しっかりした買い需要があることを示している。9300ドル付近では買い意欲は落ち込み始める。ちょうどこのあたりは、ウェッジパターンの底付近に当たる。

強気シナリオ

以前に述べたように、ビットコインは1万1450ドル近くで、前日の高値を超えるハイアーハイを示すことになる。その時、ウェッジの下降型トレンドラインを超えることになる。

さらに、8月12日から、逆三尊(IH&S)(3つの底をつけて2つ目が一番深くなるパターン)を形成しているようだ。 

BTC USD Daily Chart

(出典: TradingView「BTC/USD(1日)」)

IH&Sのネックラインは1万920ドルにある。ウェッジの下降型トレンド線は9月18日頃に1万920ドル付近に落ち着くとみられる。

9月15日〜23日は、ビットコインのボラティリティ(変動幅)は上昇し、エキサイティングな時になるだろう。

また、1万ドルからの反発は今や当たり前の光景になりつつある。過去2、3ヶ月で1万ドルを19回も回復してきた。

20MA(1万167ドル)、1万ドル、9450ドルへの下落は、需要を刺激するきっかけとなり、ビットコインを1万800ドルに押し戻すだろう。ただ、20MAのボリンジャーバンドは、サポートからレジスタンスにすぐ変わる。ビットコインが1万500ドルを大きく超えられずに苦戦している理由だ。

もしビットコインが1万167ドルを下回れば、ここがレジスタンスになるだろう。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。全ての投資とトレードにはリスクが付きまとうものであり、あなたは投資判断をする前に、自分自身で調べるべきである。