ビットコイン(BTC)のアナリストは5月28日、BTC/USDが上にも下にもボラティリティを提供することを拒否したため、またしてもフラストレーションに直面した。

BTC/USD 1-day candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

株式とデカップリングか

TradingViewのデータによれば、ビットコインは週末にかけて狭いレンジに張り付いたままであることが示されている。

一方、週末の株式市場と比較した場合、ビットコインの相対的なパフォーマンスの低さに注目する声も出ている。5月27日のS&P500は2.47%上昇し、ナスダック総合指数は3.33%上昇している。

ビットコインとは異なり、株式市場はドル高の継続的な下落トレンドを最大限に活用していた。

ドルインデックス(DXY)は101.6で推移し、2002年後半に記録した高値105を下回る水準となっている。

アナリストのマシュー・ハイランド氏は、この指数の反転は、年初からの全体的な上昇トレンドに挑戦していることを意味すると指摘している。

LUNAを巡る動き

アルトコインでは、話題のブロックチェーンプロトコル「テラ」の復活が、もたついたパフォーマンスで迎えられている。

テラの共同創業者であるド・クウォン氏は28日、LUNAの新しいメインネットの立ち上げを確認した。

同時に、他の主要なアルトコイン・プロジェクト、特にセルシウス(CEL)に対する懸念が高まり、1週間足らずで0.80ドルから0.50ドル程度まで下落した。

CEL/USD 1-hour candle chart (FTX). Source: TradingView

Hex (HEX)もプロジェクトへの疑念が起こり、同様の運命を辿り、1週間前の0.11ドル強から0.05ドル以下の安値まで下落した。

しかし、時価総額上位10位の仮想通貨は、記事執筆時点まで24時間ではビットコインの低ボラティリティを模倣し、ドージコイン(DOGE)だけが顕著な動きを見せ、0.08ドルへと回復する上昇を見せた。

DOGE/USD 1-hour candle chart (Binance). Source: TradingView