匿名アナリストのPlanC氏によれば、ビットコイン(BTC)が1BTCあたり100万ドルに到達する道のりは、市場参加者が想定するほど劇的ではなく、より緩やかに進む可能性がある。
PlanC氏は日曜日のX投稿で「ここから先、ビットコインは単に10〜30%の長引く調整や保ち合いを繰り返しながら、ゆっくりと右肩上がりに進んでいくとしたらどうか」と述べた。
さらに「退屈で期待外れな形で、次の7年間でゆっくりと100万ドルに到達するかもしれない」と付け加え、ビットコインが伝統的な金融システムや大手機関投資家から受け入れを拡大している点を強調した。
PlanC氏によれば、ビットコインの価格が長期間横ばいになるたびに、人々はサイクルが終わったと考え、価格が80%下落して安く買えると期待するが、実際にはそうならないという。
数か月にわたり業界では、現物ビットコイン上場投資信託(ETF)や企業による需要の拡大が、従来の「4年サイクル」を完全に崩したのではないかとの議論が続いている。
100万ドル到達はいつになる?
Jan3創業者のサムソン・モウ氏は、ビットコインが1日で10万ドル上昇する「オメガキャンドル」を近く見るだろうと予測。モウ氏は6月のインタビューで「100万ドル到達は既定路線であり、それは今年か来年かもしれない」と語った。
PlanC氏の予測では2032年までに100万ドル到達とされ、コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏が2030年に100万ドル到達と予測している。
さらにエリック・トランプ氏は「数年以内にBTCが100万ドルに到達することに疑いはない」と述べている。
一方で、ギャラクシー・デジタルCEOのマイク・ノヴォグラッツ氏は8月17日、「来年100万ドルに到達するようであれば、それは米国経済が深刻な危機にある証拠だ」と警告している。
「小さな調整」が望まれる市場
スウィフトXの主任アナリスト、パヴ・フンダル氏は火曜日、コインテレグラフに対し「誰もが小さな調整というシナリオが正しいと信じたがっている」と語った。
「企業財務、機関投資家、さらには国家レベルの買い手までもが安定した需要の基盤を作っている」とし、こうした構造的な買いが相場の大きな変動を緩和する可能性を指摘した。
しかし同氏は「市場は依然として未知の領域にある。プレッシャーがかかったときにどう反応するかは分からない」とも警告した。
「企業による買い手も伝統的な市場の力学から免れるわけではない」とし、「多くは信用に依存しており、信用スプレッドの拡大やリスク指標の変動があれば、強気の買い手であっても一転して強制的な売り手に変わる可能性がある」と述べた。
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