8月16日のビットコイン(BTC)は、米国株式市場の行方を巡る懸念が浮上し、サポートに沈んだ。

BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

米国株は厳しいレジスタンスに直面

コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータによると、BTC/USDはビットスタンプで2万3685ドルを記録し、8月12日からの安値に近づいた。

不気味なほど穏やかな24時間の後、25,000ドルをワンタッチして、ダブルトップを形成し、その日のウォール街のオープンで下降が始まった。

保守的なil Capo Of Crypto氏は、潜在的な結果を分析し、ビットコインがブレイクアウトできないことから、上昇の可能性は極めて低いと警告した。

「2つのオプションはどちらも弱気だ」と、この日のツイッターの更新で発言した。

「1)25400〜25500ドルまで上昇し、その後、中程度の時間足で強気トレンドが反転し、新安値へ向かう。2) ここから新安値へ向かう。弱気:23500ドル以下と22500ドル以下。強気継続:26000ドル以上のコンソリデーション。」

BTC/USDが最終的にレジスタンスを割れないという主張は、米国株が長期的な天井に突き当たるという見方によって強化されている。

資産運用会社フィデリティ・インベストメンツのグローバルマクロ担当ディレクター、ジュリエン・ティマー氏は自身の分析で、さらにS&P500銘柄の多くが50日移動平均線を上回って取引されていることに注目した。

「S&P500の銘柄のうち、50日移動平均線を上回って取引されている銘柄の割合が88%というのは驚くべきことだ」とコメントした。

「これは、新しい循環的な強気相場が進行していることを示すのに十分なポジティブなモメンタムを示しているのだろうか、それとも、これは単なる弱気相場のラリーで、現在は買われ過ぎの極限に達しているのだろうか?」

その後の投稿で、多くの銘柄の相対力指数(RSI)が70以上であることが付け加えられ、ティマー氏は、現在のラリーの「勢い」を物語るものだと述べた。

ケーン・アイランド・オルタナティブ・アドバイザーズの投資マネージャー、ティモシー・ピーターソン氏も、S&P500の長期的な見通しについて、同様に楽観視できない見方を示している。

この記事を書いている時点では、S&P500は0.3%下落し、ナスダック総合株価指数は1%下落している。