ビットコイン2日、米連邦準備制度理事会（FRB）が4連続で0.75％の利上げを実施したことで、瞬間的なボラティリティを示した。
FRB、さらなる利上げを示唆
コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータでは、BTC/USDは当初2万200ドルまで下落した後、一瞬2万800ドルまで反発した。
FRBは、連邦公開市場委員会（FOMC）で共有した声明で、40年間で最も集中的な利上げスケジュールとなる0.75％の利上げを実施した。
「FRBは、長期的に最大限の雇用と2％のインフレを達成することを目指している。これらの目標を支えるため、委員会はFF金利の目標レンジを3-3/4から4%に引き上げることを決定した」と述べ、次のように付け加えた。
「委員会は、インフレ率を長期的に2％に戻すのに十分な金融政策スタンスを達成するために、目標レンジの継続的な引き上げが適切であると予想している」
アナリストは以前から、この金利決定によりボラティリティが上昇すると予測していた。本稿執筆時点では、パウエルFRB議長がこの動きについてコメントを発表しておらず、市場は軌道修正の手がかりとして熱心に注目していることだろう。
「このイベントの間、ボラティリティは高いままだ。本当の動きが起こる前にフェイクアウトが起こるだろう」トレーディング会社Eightの創設者であるマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は、ツイッターのフォロワーにそう語った。
それでもFRBの決定は、CMEグループのFedWatchツールにより広く予想されており、コインテレグラフは、仮想通貨が上昇する可能性があるとの説を報じている。
いつまで利上げが続くのか？
パウエル議長が利上げのペースダウンや政策の軸足を移す可能性を示唆すれば、状況は一変する可能性がある。
"安値から～13％上昇した市場は、この予想された75bpsだった。今はプレッシャーが全てだ "と人気市場分析アカウントCryptoISOはまとめ、こう付け加えている。
"FRBが最終的な減速/一時停止を電報で伝えていたことは知っていた。しかし、データが出てくるたびに、どのようにデータが流れているかを確認するため、「ピボット」ではなく、「再評価」をしている。毎回75bpsではうまくいかない。”
声明文では、FRB当局者が全会一致で0.75%に賛成したことが確認された。