先週ビットコイン(BTC)が9,817ドルの安値まで下落して以来、BTC価格は9,800ドルから10,600ドルのレンジ内で値動きしている。
ビットコインはまだハイアーローやローアーハイの明確なパターンを確立していないが、コインテレグラフ寄稿者であるラケシュ・ウパディヤイ氏は次のように指摘している。
過去5日間のローソク足がロングテールとなっていることは、強気派が安値で押し目買いをしていることを示しているが、BTC価格は10,625ドルのレンジ上限を超えることができず、より高値では需要が枯渇することを示している。
ビットコインの価格は、10,100ドル前後がソフトサポートとなっているにもかかわらず、価格は10,500ドルを超えることができず、9,900~9,650ドルのCMEギャップが以前として脅威としてみなされ、多くのアナリストは慎重な姿勢のままだ。
一方、オンチェーンアナリストのウィリー・ウー氏は、反対の見方を示している。ウー氏はCMEギャップが今回は埋められない可能性が高いと指摘している。
出典: TradingView BTC/USD デイリーチャート
ウー氏は、次のようにツイートしている。
「私は、このCMEギャップが埋められない可能性がかなり高いと考えている。これまでのところ流動性が先行している。反落後はすべて急反発している。もしそうなら、デイリーのローソク足ではじめてCMEギャップが埋められないままになるだろう」
テクニカル分析の指標として使用されるCMEギャップの正確性は、ビットコインが10,500ドルを超えることができれば、疑念が生じる可能性がある。
出典: TradingView BTC/USDT デイリーチャート
5月から6月下旬までを振り返ると、9,900ドルが強固なレジスタンスレベルとして機能していた。この領域への最近の調整により、これまでのところサポートとしてのレベルがテストされている。
可視範囲出来高(VPVR)のインジケーターも、9,962ドルで急上昇していることを示している。これは10,000ドルを下回った際のローソク足の長い下ヒゲとも一致し、買い手側が安値で買いを入れていることを示唆している。
出典: TradingView BTC/USDT 4時間チャート
日足と4時間足のチャートを見ると、RSIが売られ過ぎの領域から跳ね返って、50の水準に突入にしているが、4時間足チャートでの購入量の減少は、まだやらなければならないことが多くあることを示唆している。
期待できる最初のステップは、購入量が持続的に増加することと並び、4時間足と日足のチャートで10,500ドルを上回ることを確認することだ。
VPVRのギャップは10,500ドル~11,300ドルとなっており、強気派が10,500ドルを超えることができた場合、急速に市場が過熱する可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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