ビットコイン(BTC)は6月16日、3カ月ぶりの安値からの回復が続く中で「重要なエリア」に向かっている。

3ヶ月ぶり安値から反発
トレーディングビューのデータによれば、BTC/USDはビットスタンプで2万6000ドルに迫っている。BTC価格は、継続中の規制とマクロ経済的圧力を受けて、3月初め以来の安値を付けていたが、一夜にして反発した形だ。
トレーディングファーム「エイト」の創設者兼CEOであるミシャエル・ファン・デ・ポッペ氏によれば、次に強気派が注目するべき重要なレベルは2万6000ドルだという。
「月曜日は(米国では)銀行休業日で長い週末が来る」と彼は指摘し、「ビットコインにとって、重要なエリアを突破するのは2万6000ドルだ。それが突破されれば、加速があるだろう。私はまだロングだし、2万4400ドルに達してもまだロングだ」と述べた。
2万4400ドルのエリアは、すでにいくつかの人気トレーダーに注目されている。その中には、ダーン・クリプトトレード氏もおり、彼は短い時間枠でのウェッジパターンの一部として、2万6000ドルに近い水準への回復を予測した。
「この2万4000ドルの反落は素晴らしい機会だ」と、同日のツイートの一部であるトレーダーのジェル氏は述べ、「ブルマーケットに備えている」と付け加えた。
CZはバイナンス報道に反論
6月16日は、大手取引所のバイナンスにとっても試練の日となった。フランスが調査手続きを開始したというニュースのほか、バイナンスが規制上の困難を理由にオランダ市場から完全撤退するとの発表があった。しかしながら、市場はこのニュースから影響を受けていたいないようだ。バイナンスのCEOであるジャオ・チャンポン氏(CZ)は、フランスでの報道を「FUD(恐怖・不確実性・疑念)」と呼んでいる。
「フランスでは、銀行や仮想通貨業界に対する規制事業のサプライズ(事前通知なし)の立ち入り検査が普通にある。バイナンス・フランスに対するサプライズ訪問は数週間前に行われた。それは『ニュース』ではない。バイナンス・フランスは完全に協力した」と彼はツイートした。
「バイナンスは唯一の仮想通貨企業ではない。これはパリの他の有名な仮想通貨企業にも起こった。バイナンス・フランスは引き続き、ヨーロッパでの私たちの旗艦センターである」と続けた。
バイナンスの自社トークンであるBNB(BNB)は、同日240ドルに上昇し、同様の強さを示している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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