ビットコインのデリバティブトレーダーは暴落の際も弱気ではなかったようだ。ビットコインが2ヶ月ぶりの安値まで下がった9日、オプション取引が急増した。
仮想通貨データプロバイダーのSkew(スキュー)によると、CMEやデリビット、OKExなどの取引所のビットコインオプションのボリュームが過去最高の1億9800万ドルとなった。これまでは2月の1億7500万ドルが最高だった。
(出典:Skew「ビットコインオプションのボリューム」)
マイナーの損益分岐
一方で、カプリオールでデジタル資産マネジャーを務めるチャールズ・エドワーズ氏は10日、8000ドルはマイナーの損益分岐にとって重要な価格だと指摘した。
「ビットコインは現在、世界の平均生産コストに達している」
#Bitcoin is currently sitting at its global average production cost. pic.twitter.com/busP7jBsuT
— Charles Edwards (@caprioleio) March 10, 2020
エドワーズ氏は今年5月の半減期後に生産コストが約17800ドルまで急騰し、8000ドルが今年の「悲観的」に見た価格の下限になると主張した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン