ビットコインネットワークでの取引高が急増している。

ビットコインの1日の取引高は、10月6日に史上最高を記録し、310億ドル相当の取引がビットコインネットワークを使ってオンチェーンで決済された。

ネットワークの1日あたりの取引高は、2020年の初めから約40倍になった。

一方で、コインメトリクスのデータによると、その後、1日の取引高は急激に後退し、10月10日に116億ドル相当の取引額となった。

オンチェーンアナリストのウィリー・ウー氏は、週末に取引高が増加したことを指摘、「ビットコインのブロックチェーン上で動くお金の量は、現在、米国の主要な決済ネットワークであるVisaとマスターカードを凌駕している」とツイートした。

「ビットコインのネットワークでは、現在、1秒間に約19万ドルの取引が行われている。Visaの米顧客向けが1秒あたり13万ドル、マスターカードが1秒あたり5万5000ドルと比較してみればいい」

ビットインフォチャートによると、ビットコインネットワーク上で実行されるトランザクションの平均値も、過去3カ月間で増加しており、7月初めから273%増の73万2,000ドルとなっている。

中国のメディア「Wu Blockchain」も、1,000万ドル以上の価値を持つ取引の数が急増していることを確認した。

イーサリアムの1日の送金額は、現在53億ドルだ。イーサリアムは、9月上旬に一時的にビットコインの1日の取引高を逆転したことがあるが、数週間でビットコインが再びリードを取り戻した。