ビットコインが新たな史上最高値に迫っているが、個人投資家の関心はまだあまり大きくなっていないようだ。

「ビットコインは史上最高値を突破しそうだが、個人投資家の関心はほとんどない」と仮想通貨アナリストのマイルズ・ドイツァー氏が10月29日にXで投稿した

コインゲッコーのデータによれば、ビットコインは10月29日に一時7万3562ドルに達し、過去最高値に迫ったが、その後は7万2300ドルまで反落した。

この急騰にもかかわらず、Googleトレンドによると「Bitcoin」の検索関心は、2021年5月末のピーク時に比べて100点中23点にとどまっている。

Google, Bitcoin Price, Data

「Bitcoin」の検索関心度 Source: Google Trends

注目すべきは、「Bitcoin」の検索関心が過去1週間で「AI」と比較してもわずかである点だ。

Google, Bitcoin Price, Data

「Bitcoin」と「AI」の検索関心ドの比較 Source: Google Trends

以前の強気相場で個人投資家の関心がピークに達した際、コインベースはAppleのApp Storeランキングでトップ50に入ることが多かったが、現在は308位にとどまっている

ただ、注目すべきは、コインベースが10月28日から29日にかけて167位上昇したことで、仮想通貨価格の上昇が再び個人投資家の関心を引きつけ始めている可能性を示唆していることだ。

仮想通貨分析会社クリプトクアントのアナリストたちは10月26日のレポートで、個人投資家が市場に「ゆっくりと戻ってきている」としつつも、2024年を通じて大口投資家に大きく遅れをとっていると指摘した。

このレポートによれば、9月21日にビットコインの個人投資家による日次取引額が3億2600万ドルに達し、2020年以来の最低水準となったという。

Google, Bitcoin Price, Data

2020 年以降の個人投資家の取引量. Source: CryptoQuant.com

しかし、クリプトクアントのアナリストたちは、個人投資家の活動低下は「ビットコイン価格の上昇に先行することが多い」と指摘し、ビットコインが急騰すれば個人投資家が追随する可能性が高いと述べている。

同社の創業者兼CEOのキ・ヨンジュ氏は、過去12か月でカストディアルウォレットにおける機関投資家のビットコイン需要が個人投資家の2倍に達していることを強調した

米国の現物ビットコイン上場投資信託の開始が機関投資家の保有量に大きく貢献しており、ファーサイドのデータによれば、1月の開始以来、227億ドル以上の純流入があった。

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) が入金&取引キャンペーンを開催!最大で5000USDT相当の先物ポジションクーポンとPS5を獲得可能【10月最新】