8日の仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は未明から急騰し、200ドルほど回復して9700ドル台を推移している。1万ドル突破にはなかなか乗れていないが、急騰した2013年の動きと類似しており、同じように急騰すれば75000ドルに到達するという指摘も上がっている。
(出典:Coin360 6月8日午前11時00分)
ケイン・アイランド・オールターナティブ・アドバイザーズのティモシー・ピーターソーン氏は8日、2011年から2020年のチャートの動きを比較し、今年のチャートの動きが2013年の動きと酷似していることを指摘した。その中で2013年と同様の動きをすれば75000ドルまで到達する可能性に言及している。
The 2020 #bitcoin recovery has tracked the 2013a recovery almost perfectly. Are we weeks away from $75,000? pic.twitter.com/3u3xjDMmgl
— Timothy Peterson (@nsquaredcrypto) June 7, 2020
ブロック生成は2014年6月以来最速に
半減期以降、採算が合わなくなっていることからビットコインマイナーの「降伏」が指摘されていたが、2回の難易度調整を終えて、マイニング業界の活動も活発化してきているようだ。
ビットコインデータアナリストのDigitalik.netによると、ブロックは平均して2014年6月以来の速さでマイニングされたことが確認された。
またグラスノードのラフェエル・シュルツクラフト氏は7日、1日のうちに、1時間で12ブロックが採掘されたのを3回あったことを報告。通常では1時間で6ブロックのため、平均の2倍となっている。これまで高い生産性を誇っていた2019年7月でさえ8回程度だったのを大きく上回っている。
こうした傾向はマイナーの「降伏」がすでに終わっているかもしれない。
ブロックウェア・ソリューションズのマット・ディーソウザCEOはマイナーが非効率なマイニング機器を新しいハードウェアに交換できたことから降伏の被害を最小限に止めることができたと発言した。