ビットコイン(BTC)マイニング装置メーカーのカナンは、カザフスタン国内の複数の仮想通貨マイニング企業と戦略的パートナーシップを結び、同国での足場を拡大させている。
カナンは4日、2021年12月31日の時点でカザフスタンで合計1万300台のAvalonマイナー装置を出荷し、同国での展開のフェーズ1を完了したと発表している。さらにカナンは、中国国外での事業拡大の一環として、現地企業との間で提携したとしているが、具体的な社名は非公表だ。
カナンは中国の杭州に拠点を置いているが、2021年に中国政府が仮想通貨マイニングの全面的禁止を行った後、中国国外での事業拡大を進めてきている。
中国がマイニングを禁止したため、近隣国であるカザフスタンは新しいマイニングの中心地として躍り出ている。中国から移転してきたマイナーに安価で豊富な石炭火力による電力を提供してきた。2021年6月までに大手マイニングプールがカザフスタンに進出。カザフスタンは7月にはビットコインハッシュレートで18.1%を占めるまでになった。
中国のマイニング禁止を受け、ビットコインのハッシュレートは一時的に急落したものの、移転したマイナーが新しい拠点を整備した後、その数値は回復している。6か月間の回復過程の後、ビットコインハッシュレートは1月2日に過去最高に達した。
#Bitcoin hash-rate smashed a new all-time high yesterday! pic.twitter.com/TzEGE3sNRF
— Bitcoin Archive (@BTC_Archive) January 3, 2022
カナンは2021年に驚異的な成長をみせ、売上高はIPO後では最高値を記録した。11月に公開されたデータによると、第3四半期の同社の売上高は2億450万ドルと、前年同期比で708.2%増となった。