JPモルガンの新しいレポートによれば、ビットコインマイナーは、4月のビットコインネットワークの半減期と電力コストの上昇により、利益を維持するのに苦戦している。
JPモルガンのレポートによれば、2024年第2四半期は「歴史的な四半期」であり、ビットコインマイナーは第4回のビットコイン半減期を迎え、1日のマイニング量(および他の条件が同じなら1日の収益機会)が半分になり、利益率と収益性が低下したという。
ビットコインマイナーは、4月20日の半減期イベントに適応するのに苦戦しており、これによりマイニング報酬が6.25 BTCから3.125 BTCに減少した。
Power and selling, general and administrative (SG&A )expenses per Bitcoin. Source: JPMorgan
「キャッシュリッチなマイナーであるライオット・プラットフォームズやクリーンスパークは、即戦力の施設を持つ他のマイナーを買収して短期的なハッシュレートを増加させ、電力供給ラインを強化した」とJPモルガンは指摘した。。
JPモルガンがカバーする5つの公開企業のビットコインマイナーは、第2四半期に5854BTCをマイニングし、前四半期から28%減少した。マラソン・デジタル・ホールディングスは、2056BTCをマイニングしてリードを維持したと報告されている。
一方、クリーンスパークは、第2四半期に2億3100万ドルの設備投資を行い、市場シェアを拡大した。レポートによれば、カバーされたマイナーの第2四半期の総収益の約27%を獲得したという。5つのマイナーは、業界の需要に対応するために約12億ドルの株式を発行したと報告されている。
半減期後、一部のマイナーはBTCマイニングから人工知能(AI)アプリケーションへの計算力の再分配を行っている。ハイブ・デジタル・テクノロジーズ・リミテッド(HIVE)は、AIアプリケーションのサービスに多角化した後、2024年第2四半期に売上が36%増加した。一方、ビットディア・テクノロジーズ・グループのような他の企業は、先進的な採掘装置を用いてBTCマイニングに注力している。