ドイツのビットコインマイニング業者でありクラウドコンピューティング企業のノーザンデータAGが、米国で最大160億ドルの評価額で2つの事業体の新規株式公開(IPO)を目指しているとの報道が出ている。
ブルームバーグの報道によると、ノーザンデータの経営陣は複数のアドバイザーに接触し、2025年上半期のIPOを計画しているという。
現在の計画では、ノーザンデータはクラウドコンピューティング部門の「タイガ」とデータセンター部門の「アーデント」をナスダックに上場させる予定だ。ビットコイン(BTC)マイニング事業であるピークマイニングも別途上場する可能性があると、同社は昨年11月にアナリストや投資家に伝えた。
ノーザンデータは2021年2月に米国での仮想通貨マイニング事業のIPOを検討したが、実現には至らなかった。関係者によれば、銀行は評価額を100億ドルから160億ドルの間で提案しているが、議論はまだ続いており、計画が変更される可能性もあるという。
ノーザンデータグループは2009年にドイツでノーザンビットコインAGとして設立され、初期のビットコインマイニング企業の1つとなった。同社は現在、タイガ、アーデント、ピークマイニングの3つの事業部門を持ち、ピークマイニングは米国で700メガワットの高性能コンピューティングデータセンターを開発中で、最終的には最大40エクサハッシュを提供する予定だ。
ブルームバーグによると、ピークマイニングは2022年9月にイーサリアムネットワークがプルーフ・オブ・ワークからプルーフ・オブ・ステークに移行するまで、イーサリアムのマイニングに焦点を当てていたが、その後ビットコインに再び注力している。
ノーザンデータは、ビットコインマイニングセクターの利益率が薄れる中でAI分野にも進出しているマイニング業者の1つだ。コアサイエンティフィック、テラウルフ、ハット8コーポレーションなども最近同様の戦略を採っている。
ノーザンデータは2023年11月にステーブルコイン発行会社テザーから6億1000万ドルの借入金を確保し、マイニングおよびAI事業への投資を進めている。
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