ビットコインの時価総額が3月5日、最高値を更新し、1兆3500億ドルに達した。コインマーケットキャップのデータによると、5日12時55分(UTC時間)に67,322ドルで取引された時点での更新となった。

BTC 7-day Market Cap Chart. Source: CoinMarketCap

この新記録により、ビットコインの時価総額は一時的に世界で8番目に大きな資産となり、貴金属として世界で2番目に大きな時価総額をもつシルバー(銀)の1兆3470億ドルの市場価値をわずかに超えた

ビットフィネックスのアナリストが3月4日に指摘したように、米国で最近承認されたビットコイン現物ETF(上場投資信託)がビットコインの強気な価格行動の背後にあるようだ。 「2月にはビットコインが44%の急騰を見せ、2020年12月以来の顕著なポジティブな勢いを反映している。ビットコインETFへの75億ドルの流入は市場の成長を促すだけでなく、継続的な資本流入の可能性と肯定的な見通しを示している」とアナリストは述べている。

ビットフィネックスのアナリストによると、ビットコイン先物に対する中央集権型取引所での未決済建玉が記録的な高さに達し、持続的な上昇に対する投資家の強い信頼を反映している。 「最近の未決済建玉の急増は、BTCが69,000ドルの過去最高値に達した2021年11月のレベルを上回っている。3月1日の金曜日には、ビットコイン先物契約の総未決済建玉が260億ドルを超え、2021年の第4四半期に設定された240億ドルの前記録を上回った」とアナリストは記述している。

Open interest across all crypto asset perpetual contracts. Source: Coinalyze/Bitfinex