ビットコイン(BTC)は、2025年11月中旬以降価格を支えてきた重要サポートである8万4000ドルをついに下回った。BTC価格が今後どこへ向かうのかが注目されている。
センチメントは過去最低水準
ビットコインは木曜のニューヨーク市場後半にかけて下落が加速し、2カ月ぶりの安値となる8万1000ドルまで値を下げた。
2026年の年初来始値である8万7000ドル、100日間移動平均線、そして8万4000ドルから8万6000ドルにかけての需要ゾーンはいずれも売り圧力を食い止められず、仮想通貨市場ではロングポジションの清算額が16億ドルを超えた。
こうしたリスク回避の動きは投資家心理の悪化を反映しており、センチメントは前日の26から「極度の恐怖」を示す16まで低下している。
🚨 UPDATE: Crypto Fear and Greed Index drops to 16, signaling Extreme Fear as market sentiment worsens from yesterday's reading of 26. pic.twitter.com/TdN5RZo6OR
— Cointelegraph (@Cointelegraph) January 30, 2026
クリプトタウンホールのアナリストは、「ビットコインの恐怖・強欲指数は16まで下落し、極度の恐怖を示している」と述べた上で、「この水準は歴史的に強いリスク回避や投げ売り主導の局面を反映しており、急落時やレバレッジ解消局面でよく見られる」と指摘した。
エコノミストのティモシー・ピーターソン氏は、消費者心理が過去最低水準に近づいている点に言及し、「5年平均は過去最低にある」と金曜のX投稿で述べた。
「このような環境では、人々はビットコインを含むリスク資産を買わない」と同氏は語り、「これが反転するまで上昇局面は訪れない」と付け加えた。

BTCの底値は5万ドル台との指摘も
ビットコインのセンチメントがさらに悪化する中、アナリストの間では弱気市場が長期化し、より低い価格水準を試すとの見方が広がっている。
その1つが200週間移動平均線の再テストで、トレーダー兼アナリストのダーン・クリプト・トレードは「長期投資において非常に良い価値ゾーンとなることが多い」と述べている。
同氏は金曜のX投稿で、「これらの移動平均線に近い水準で積み上げられるほど、より良い価値で買える」とし、「横ばいで推移していても、時間が経てば価格は移動平均線に近づく可能性がある」と語った。
現在、200週間単純移動平均線は5万7974ドル付近に位置しており、下図に示される弱気フラッグの下値目標とも重なっている。
この水準まで下落した場合、現在価格から約30.5%の下落、2025年10月に記録した史上最高値12万6000ドルからは54%の下落となる。

別のアナリストであるキース・アラン氏は、現在の週足ベースの値動きが2021年から2022年にかけての動きと似ている点を指摘した。
同氏は最新のX分析で、「このレンジ下限から短期的な反発はあるかもしれないが、最終的にはこの弱気市場は長引くと考えている」と述べた。
アラン氏は、2025年4月にトランプ米大統領の「解放の日」関税発表を受けて付けた7万4500ドルのレンジ安値にも言及した。
同氏は、「大きな好材料がない限り、BTC/USDは最終的に7万4000ドルを下回り、2021年の史上最高値である6万9000ドル付近まで下落する」との見方を示した。
「8月まで時間をかけてその水準まで下げるなら好ましいが、2月に一気に下げるなら、年後半には5万ドル台がより魅力的に見えてくる」とアラン氏は付け加えた。

多くのアナリストは2026年を弱気市場の年と見ており、BTC価格が5万8000ドル付近まで下落するとの予測も出ている。
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