ビットコインは先週、史上最高値である6万ドルを突破しただけでなく、この価格上昇は世界の3大銀行の合計よりも価値があるものとなったようだ。

あるデータによると、ビットコインは時価総額で世界3大銀行を超えたことがわかった。ビットコイン価格が史上最高値の61700ドルの当時、時価総額は1兆1500億ドル。JPモルガンやバンク・オブ・アメリカ、中国工商銀行の時価総額合計は1兆800億ドルだ。

さらに世界最大の決済ネットワークであるVISAやマスターカードの時価総額合計は8710億ドルで、ビットコインはこれら決済会社よりも大きな時価総額となっている。

ビットコインは最高値更新後はやや反落しており、時価総額は1兆300億ドルまで下がったが、依然として1兆ドル規模を維持している。

金を追い抜くのはいつ?

オンチェーン分析企業のエコイノメトリックスは、時価総額データから、ビットコインは金の時価総額の45%、金現物市場全体の10%に相当すると指摘。金を完全に追い抜くためにはビットコインが59万ドルまで上昇する必要があり、このレベルが現実のものとして議論されるようになってきた。

Bitcoin market cap comparative chart. Source: Ecoinometrics/Twitter

既報のように、VISAとマスターカードは今後の企業戦略にビットコインを取り入れることを進めている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン