時価総額最大の仮想通貨であるビットコインはツイッターの未来の鍵だと、同社CEOのジャック・ドーシー氏は語っている。

ツイッターのドーシーCEOは第2四半期の決算発表の中で、ビットコインがツイッターの未来の「大きな部分」を担うと語り、デジタル通貨によってツイッターのプロダクトとサービスをさらに変革させる可能性を示した。

ドーシー氏は、ビットコインこそがインターネットのネイティブ通貨であると指摘し、Eコマースやサブスクリプション、ツイッターの「Tip Jar」や「スーパーフォロー」といった新機能とビットコインを統合させる可能性に言及した。

ドーシー氏は、ツイッターはソーシャルメディアの分散化と経済的インセンティブの提供に取り組んでおり、ビットコインが可能にするイノベーションの多くは「通貨以上のもの」だと説明した。

人工知能や分散化と並び、ビットコインがツイッターにおける3つの重要なトレンドの1つであるとドーシー氏は主張した。

「ツイッターとツイッターの株主にとって、私たちがこの分野を引き続き検討し、積極的に投資することは非常に重要だと思っている」と、同氏は語った。

今年後半に独自仮想通貨ディエムを試験展開する予定のフェイスブックのデジタル通貨開発に触れ、ドーシー氏はツイッターだけがデジタル通貨の取り組みを行っているわけではないと強調した。しかしツイッターが焦点を合わせているのはビットコインであることがフェイスブックとの大きな違いだ。

ドーシー氏は以前からビットコイン支持者として知られており、2018年以来ビットコインが「インターネットの通貨」になると主張している。だが、テッククランチによれば、ドーシー氏がツイッターのプロダクトとビットコインを統合させると公式に語ったのは今回が初めてだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン