1週間前のイラン要人殺害をきっかけとした米イラン間の緊張激化で価格が上昇したビットコインだが、足元ではジリジリと価格を下げる展開となっている。

トランプ大統領の演説を受け、米イランの全面対決が回避される見通しが出たことで相場は反落している。

出典:Coin360

主要通貨が下落する中で、アルトコインではコスモス(ATOM)が上昇。コインベースが、コインベースProでのATOM上場を発表したことを好感したものとみられる。

CMEのギャップ埋め後の値動きは?

ビットコインは足元では7700ドル台で取引されており、CME(シカゴ先物市場)が提供するビットコイン先物のギャップ(窓開け)である7725~7680ドルに近づいている。

仮想通貨アナリストのThe Moonは「遅かれ早かれギャップが埋まるだろう」と述べる。そこからのシナリオはギャップを埋めてから反発する、もしくは7300ドル付近から反発するとの見方を示している。ビットコイン価格はハイアーローが続いてることから、トレンドは強気だと指摘する

コインテレグラフにも寄稿するマイケル・ヴァン・デ・ポップ氏も、CMEのギャップを埋めた後に反発するとの見方を示している

ただビットコインが底固めするのか、それともこのまま下落が続くのかには議論が分かれている。

仮想通貨アナリストのDonAltは、7500ドルが下回った場合にはトレンドが弱気に転じる可能性があると指摘する

コインテレグラフの寄稿者であるラケシュ・アップアディ氏は、7800ドルのサポートを下抜ければ、7000ドルまで下落する可能性もあると指摘している