1万ドルを突破してから4日目。ビットコイン(BTC)は1万2000ドルに迫っている。6月26日午前11時までの24時間で6%以上上昇し、1万1866ドル付近で推移している。一方ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインは低調な取引が続いており、2017年の時のようにアルトコインの追い上げがあるのか注目が集まっている。

(出典:Coin360

仮想通貨市場の時価総額全体に占めるビットコインのドミナンスが26日、再び60%を超えた(出典:CoinMarketCap)。主要アルトコインはビットコインの波に乗れていないのが現状だ。

多くの仮想通貨トレーダーは、この現状について2017年と同じようにアルトコインも復活すると楽観視している。

例えばブロックチェーン起業家「 The Crypto King」は、「みんなビットコインばかり注目しているようだが、2017年を忘れたか?ビットコインが上昇し、ビットコインが停滞した後、アルトは完全にバナナになった(急騰した)」と発言「アルトコインの季節2.0」までカウントダウンを始めた。

また仮想通貨トレーダー「Moon Overlord」は、現在のアルトコインの状況が2017年の中期~後期に似ている指摘。次のように述べた。

「最初はビットコインが上昇を続けてアルトコインが雲隠れしたように見えたが、突然、急騰を始めて、2、3のアルトコインがリードし、何もないところから50倍、100倍も急騰した。今回も同じだと考える。警告はない」

ブロックチェーン投資家のオリバー・アイザックス氏は、とりわけイーサリアム(ETH)注目。ビットコインを後追いする動きをしているとし、7月末までに500ドルに到達すると予想した。

一方、アルトコイン上昇に懐疑的な見方も出ている。

仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルの創業者であるマイク・ノボグラッツ氏は5月、ビットコインとアルトコインが同じ速度で上昇しない点が前回の強気相場と異なると指摘。イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)はユースケースを証明しないといけないと述べた。