上海第1中級人民法院は、仮想通貨(暗号資産)ビットコインなどを脅迫で奪い取られたことをめぐる裁判の中で、ビットコインがデジタル資産であって法律で守られるべきであるという見解を示した。5月6日付のBaiduニュースが報じた

報道によると、上海在住のカップルであるピートとワンシャオリは、2018年、彼らのアパートに強盗に入った4人から2人の18.88ビットコインと6466スカイコインを送金するように脅迫を受けた。

その後4人は捕まり、1回目の裁判を受けて「現在の中国の法律ではビットコインとスカイコインを財産性を認めていない」とし、「ピートとワンシャオリは財産権の返却を求める権利はない」と主張し、控訴していた。

2回目の裁判で、上海第1中級人民法院は6466枚のスカイコインの請求を自主的に放棄するという2人の表明を認める一方で、4人の被告がビットコインの所有、使用、利益、および処分に関する2人の権利を侵害しているという認識を維持した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン