ビットコイン(BTC)価格は1月1日、金(ゴールド)に対して史上最高値を記録した。ビットコインの需要が増加していることの一端を示している。
マーケットウォッチのデータによると、ビットコインは1月1日に2万9000ドルを超えた後、2017年12月のピークを越えて、1BTCあたり15.40オンスの高値に達した。

U.Todayによると、ビットコインの金に対するレートは1月1日に15.62オンスのピークに達した。
2020年はビットコインにとっては分水嶺の年となった。機関投資家によるビットコインの採用は、強気相場を推進することになった。時価総額で最大である仮想通貨であるビットコインは、2020年で約300%の上昇を見せた。
金もまた、ビットコインの急騰と比較すれば、見劣りしたものの、2020年には大きく上昇している。金のスポット価格は25%の上昇となっている。
ビットコイン支持派の人々は、デジタル資産の効率性やポータビリティ、希少性といった点から、ビットコインが金のシェアを奪っていると考えている。このような見方は、ビットコインの支持者だけでなく、JPモルガンチェースのアナリストも表明している。
ビットコインの供給がひっ迫することで、2021年もBTC価格が上昇すると予測する人々もいる。仮想通貨ファンドを手掛けるグレイスケールが積極的にビットコインを購入しているほか、ペイパルやスクエアといった企業による需要も、BTCの供給量を逼迫する要因としてみられている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン