ビットコインのマイニングにおける計算力を示すハッシュレートが1秒あたり8000万テラハッシュ(TH/s)の大台を突破し、過去最高値を再び更新した。

ビットインフォチャートによると、8月8日時点でビットコインのハッシュレートは1秒あたり8024万テラハッシュ(TH/s)を記録した。

ビットコインの取引セキュリティの堅強さを図る1つの指標と考えられるハッシュレート。最近は過去最高の塗り替え続けている。2017年にビットコインが最高値を付けた時と比べて、コンピューターの計算力はほぼ8倍だ。

一般的にビットコインの価格が下がるとハッシュレートは下落すると言われる。マイナーは複雑な計算式を解くことで新しいビットコインを取得するが、この計算に必要な電気代など資源が同じ場合、ビットコインの価格が下落するとともに利益率が悪くなるからだ。

ネットワークの強さはビットコイン投資家の心理にもポジティブな影響を与えている。2017年に過去最高値をつけた時より高いハッシュレートは、ビットコインのさらなる成長を約束するものと考えられている。

来年5月にはビットコインのマイナーへの報酬が半減する半減期だ。需給の関係からビットコイン価格のプラス材料になるとみられる半減期だが、その前にマイナーは、過去1年間でみられた安値を下回らないように努力するとみられており、底が6500ドルで形成されるとみるアナリストもいる

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版