エコノミストのリン・オルデン氏は、最近の金の大幅な上昇を踏まえると、2029年頃までの価格パフォーマンスではビットコインが金を上回る可能性が高いとの見方を示した。
オルデン氏は水曜日、ポッドキャスト「ニューエラ・ファイナンス」で「今後2〜3年でビットコインと金のどちらに賭けるかと問われれば、私はビットコインに賭ける」と語った。
さらに「どちらが上回るかを必ず答えろと言われれば、ビットコインと答える」と述べた。
「両者は振り子のような関係になることが多い。金がこれほど上昇した以上、次のサイクルでは『サイクルごとにリターンが縮小する』という物語は再び崩れる可能性がある」
コインベースのブライアン・アームストロングCEOなど、多くの仮想通貨業界幹部は、米国で規制の明確化が進めばビットコイン(BTC)は2030年までに100万ドルに達する可能性があると予測している。
金価格はバブルか?
ビットコインはインフレや経済不安へのヘッジ資産として金と比較されることが多く、多くの投資家がビットコインを「デジタルゴールド」と呼んでいる。
オルデン氏は、金が1月に約5608ドルの過去最高値を更新した後、市場心理は「やや陶酔的な状態」にあると指摘した。
「バブルとは言わないが、多少の陶酔感はある」。
金市場のセンチメントを示すJMブリオンの恐怖強欲指数は金曜日に100点中72の「強欲」を示した。
一方、ビットコインと仮想通貨市場の心理を示す恐怖強欲指数は同日、100点中18の「極度の恐怖」を示した。
オルデン氏は、ビットコインに対する市場心理は「やや不当に悲観的」との見方を示した。コインマーケットキャップによると、ビットコインは現在7万1164ドルで取引されており、10月の過去最高値12万6000ドルから44%下落している。
同氏は、2つの資産の関係について固定的なストーリーに頼りすぎるべきではないとも述べた。
「こうした関係を絶対的なものとして解釈するのは避けるようにしている。金とビットコインは同時に上昇することもあれば、同時に下落することもある」
ビットコインのナラティブを巡る議論
金とビットコインの両資産は法定通貨の代替資産として語られることが多いが、その関係は常に一定ではない。マクロ経済の不確実性が高まる局面では同じ方向に動くこともあるが、時には相関が崩れることもある。
オルデン氏の発言は、著名投資家レイ・ダリオ氏がビットコインを長期的な価値保存資産や安全資産として懐疑的に見る発言を行った直後のものとなる。
ダリオ氏は火曜日、「金は単なる投機対象の貴金属ではない」と述べ、中央銀行が保有する準備資産としては世界で2番目に大きい「最も確立された貨幣」だと指摘した。
またダリオ氏は、ビットコインには中央銀行の支持がなく、プライバシー機能や量子耐性への懸念が残っているとも述べた。

