仮想通貨デリバティブ市場向けのリアルタイム分析データを提供するSkew(スキュウ)が10月22日、機関投資家によるロング(買い待ち)ポジションが、10月1日の500BTC(約4億3743万円)から10月16日には1000BTC(8億7486万円)以上になったとツイートした

(出典:Skew公式ツイッターアカウント)

この上昇は、機関投資家による9月のロングポジション減少から一転するものとなった。インターコンチネンタル取引所(ICE)のバックトによるビットコイン(BTC)先物の立ち上げは、約1300BTCの建玉減少と一致している。

またSkewは、同時に「参考までに、機関投資家には、年金基金、基金、保険会社、機関投資家が主なクライアントとなっている投資信託(ミューチュアル・ファンド)および金融資産管理・投資マネージャーが含まれる」と述べた。

米仮想通貨ファンドのグレイスケールは10月16日、第3四半期(7ー9月期)のレポートの中で、資金流入額が前四半期比で3倍の2億5400万ドル(約274億円)と過去最高だったと発表した

また仮想通貨メディアのザ・ブロックのインタビューにおいて、グレイスケール幹部は「機関投資家が長い間常に投資しているのを見てきた」と発言した

一方、機関投資家の参入はビットコインにとってマイナス面もあるという声も出ていた。米資産マネジメント「コインシェアーズ」でCSO(最高戦略責任者)を務めるメルテム・デモイアーズ氏が、機関投資家のビットコインへの関与に否定的であることが10月21日に報じられた

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版