ビットコイン(BTC)は水曜日、9万ドルのレジスタンス突破を試みている。トレーダーは、米国の利下げ判断を巡る政策決定の前後で、価格が大きく振れる展開を想定している。
利下げなしの確率はほぼ100%
ポリマーケットのデータによると、現在の政策金利が3.5%から3.75%の範囲で据え置かれる確率は、ほぼ100%に達している。

先物市場の参加者も、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置く確率を97.2%と見積もっており、25ベーシスポイントの利下げ確率は2.8%にとどまる。
もっとも、市場参加者の多くは、金利据え置きによる弱気材料はすでに織り込まれているとみている。
一方で、トレーダーは他にも、日本経済の動向、米連邦政府機関の再閉鎖リスク、FRBによる円買いの動き、さらには連邦公開市場委員会(FOMC)後のジェローム・パウエル議長の発言といった複数の変動要因に直面している。
そのため、市場はFOMC後の記者会見でのパウエル議長の言葉遣いに注目し、トーンの変化があるかどうかを慎重に見極める構えだ。
アナリストのサトシ・スタッカー氏は火曜日、Xへの投稿で「明日はFOMCで、FRBが金利を据え置くことは市場の共通認識だ」と述べ、「焦点はパウエル議長の会見と、今後数カ月の方針をどう示唆するかにある」と付け加えた。
仮想通貨投資家のキラン・ガダク氏は、「3月利下げのヒントが少しでもあれば、ビットコインは急騰する」との見方を示した。
一方、米ドル指数は火曜日に95.55まで下落し、2022年2月以来となる4年ぶりの低水準を記録した。

歴史的に見ると、マクロ経済や地政学的不確実性の中でドルが弱含む局面では、ビットコインのようなリスク資産が上昇に必要とする流動性が細る傾向がある。
ただし、BTC/USDは過去、ドル指数が96を下回った数カ月後に大きなブレイクアウトを見せてきた。
注目されるビットコインの重要価格帯
トレーダーの間では、8万ドルから8万4000ドルのサポート帯を維持できなければ、調整が深まり、弱気市場の目標として5万8000ドル近辺まで下落する可能性があるとの声が出ている。
ダーン・クリプト・トレーズ氏によると、8万4000ドルのサポートは依然として重要で、2022年の弱気市場の底値1万5500ドルから直近高値までを基準にした0.382フィボナッチ・リトレースメント水準に相当する。
同氏が共有したチャートでは、0.382フィボナッチ水準の再テストが、これまでのサイクル全体を通じて維持されてきたことが示されている。
ただし、「以前は価格の反応がはるかに速かったが、今回はそうではない」とし、「テクニカル的には注視に値する水準だが、構造を保つにはすぐに何らかの動きが欲しい」と述べた。

アルフラクタルの創業者兼CEOであるジョアン・ウェドソン氏は火曜日のX投稿で、「ビットコインはどんな状況でも8万1000ドルを割り込んではならない」と警告した。
この水準を失えば、「2022年に似た投げ売り局面が展開する可能性がある」とし、「次の主要サポートは6万5500ドル付近になる」と付け加えた。

上値では、9万ドルから9万4000ドルのゾーンが重要な関心領域となっており、ここには50日間移動平均線と100日間移動平均線が位置している。
さらに上では、心理的節目であり、短期保有者の取得コストとも重なる9万8000ドル水準の再テストが次の焦点となる。
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