仮想通貨・ブロックチェーンの投資会社パンテラキャピタルのダン・モアヘッドCEOは、ビットコインの弱気サイクルが11月24日で一区切りをつけたという認識を示した。

パンテラ・ブロックチェーン・レターの中でモアヘッド氏は、2010年12月以降で強気サイクルと弱気サイクルはそれぞれ8回あったと指摘。強気サイクルの期間の中央値は158日で11倍のリターンであり、弱気サイクルの期間の中央値は113日で57%のマイナスと解説した。

(出典:Pantera Capital「ビットコイン 強気サイクルと弱気サイクル」)

最近の弱気サイクルは7月9日~11月24日までの138日間で46%の下落となっている。

モアヘッド氏は、2014年~2015年の仮想通貨冬の時代は胃に穴があきそうなくらい心配したと発言。本当にブロックチェーンは機能するのか?規制に屈してしまうのではないか?という問いに対して確信を持てなかったと述べた。

ただ現在は当時とは状況が異なっており、イエール大学やフィデリティ、JPモルガンやインターコンチネンタル取引所など世界を代表する基金や企業が業界に参入していると指摘。今後も同じような対数関数的な成長が続くと予想した。

モアヘッド氏は、仮想通貨冬の時代真っ只中であった今年2月にも以前の弱気相場ほど心配していないと強気な発言をしていた。

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