ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
BTC/USD ビットコイン
ビットコイン(BTC)は20日間平滑移動平均線から反発し心理的な節目である4000ドルを試している。移動平均線は上向いている上、ここ数日間、20日間平滑移動平均線を割っていないことから、低値では買いがでているといえる。4000ドルを超えると勢いが増し、すぐに4255ドルまでいくと見ている。ここを超えていくと、二番底を形成したと言え、次は5273.91ドルが目標値となる。
一方で、4000ドルから反落し上昇トレンド線と50日間標準移動平均線を割ると、高値では利確売りとショートがつもりはじめるということになる。
下値で注視すべきなのは3,355–3,236.09ドル圏だ。ここを割ると非常にネガティブな展開となる。52週間安値まで下げると、下降トレンドの再開だ。だから現状ロングを持っている人は3,236.09ドル地点においたストップロス注文をキープしよう。間もなく、ストップロス注文を上方に調整する予定だ。
ETH/USD イーサリアム
イーサリアム(ETH)は134.5ドルにあるサポートを割らずに、144.78ドルを目指している。移動平均線はフラットで、RSIもニュートラル状態に近くなっている。売買が均衡している状態だといえる。
ここから勢いを増し144.78ドルを抜くと、重要なレジスタンスがある167.32ドルまで上昇する可能性がある。さらにそこも超えると下降三角形パターンが完成し、次のターゲット値は251.64ドルとなる。
一方で50日間標準移動平均線を割ると上昇トレンドは弱まる。足元のサポートは、三角形パターン上の上昇トレンド線のある116.3ドルだ。ここは割らないと見ている。逆にここを割ってしまうと強気シナリオは否定され、ネガティブ展開となる。ロング・ポジションを持っている人は125ドルにストップロス注文をおいて様子見していよう。
XRP/USD リップル
XRPはここ数日間上昇トレンド線付近で推移しており、売買均衡状態だといえる。移動平均線やRSIもニュートラルだ。
上昇トレンド線を割ると次のサポートのある0.27795ドルまで下げる可能性がある。ここを割ると年間安値である0.24508ドルを試すかもしれない。だから0.27795ドルのすぐ下にストップロス注文をおいて「買いポジション」をキープしていよう。
一方で、現状の価格水準から反発し0.33108ドルを抜くと、下降チャネルの上限まで上昇する可能性が出てくる。さらにここも抜くと、トレンド転換の可能性の高まりを示す。
LTC/USD ライトコイン
ライトコイン(LTC)は3月14日、20日間平滑移動平均線近くのサポートで反発。現在頭上のレジスタンスがあった56.910ドルも超えて推移しており、強気の兆候を示している。次の抵抗は59.4494ドル。ここを抜くことができれば65.5610ドル、そして69.2790まで上昇するだろう。
移動平均線は上向いており強気傾向にあるが、RSIをみるとダイバージェンス(乖離)が見られるので安心は禁物だ。RSIが抵抗線を超えるとポジティブ展開となる。
20日間平滑移動平均線を割り、47.2460ドルまで下げると強気シナリオは無効になる。トレーダーは50ドルにストップロス注文を置いてロング・ポジションを維持しよう。
BCH/USD ビットコインキャッシュ
ビットコインキャッシュは(BCH)は現在120~140ドル圏を超えて推移しようとしている。50日間標準移動平均線からの強い反発は、140ドル以上で終値(協定世界時)をつける可能性を高めている。ここを超えていくと、次は157.95~163.89ドル圏までいく可能性がある。ビットコインキャッシュはこれまで垂直上昇する傾向が見られるので、トレーダーは利確ではなくストップロス注文を上方に調整しつつホールドしていよう。ここからさらに勢いを増せば、186.30ドル、さらには239ドルまで行く可能性があるからだ。
一方で、ここから反落するようであれば、レンジ相場が数日続くだろう。120ドルを割るとネガティブ展開となる。ここも割ると105ドルに注視すべきだ。とにかく今は、116ドルにストップロス注文をを置いてホールドしていよう。