ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
BTC/USD
ビットコイン(BTC)は過去2日間、20日間EMAから反発しようと苦心している。これは買い手の間が神経質になっていることを示すものだ。上昇に失敗すれば、強気筋がロンポジションを清算し、弱気筋がショートポジションを開始することになるだろう。下降トレンドラインと50日間SMAを下抜けてしまえば、重要なサポートゾーンである3355ドル~3236.09ドルまで下落する可能性がある。ビットコインが年初来安値まで下落した場合、下降トレンドが再開してしまう。したがって、トレーダーはロングポジションを現在の年間安値である3236.09ドルのすぐ下に維持しておこう。
逆に、BTC/USDのペアが現在のレベルから上昇した場合、レンジ上限である4255ドルまで上昇する可能性が出てくる。このレジスタンスから上抜ければ、5273.91ドルを最低目標とするダブルボトムが形成されるサインになるだろう。価格が4255ドル以上を維持できれば、ボトムの確認を静観していた多くのトレーダーが相場に飛び込む可能性が出てくる。
2つの移動平均線はフラットで、相対力指数(RSI)は50に近い。これは近い将来にレンジが形成されることを示すものだ。したがって、トレーダーは4255ドル以上に上抜けるのを待った上で、残りのポジションを追加するべきだろう。
ETH/USD
イーサリアム(ETH)は20日間EMA近辺で価格が安定している。強気筋は価格を引き上げようと試みているが、過去2日間、145ドルを突破することができなかった。仮に145ドルを上抜けることができれば、相場は強気に転じ、167.32ドルまで上昇することになるだろう。したがって、トレーダーは125ドルでストップロスを設定し、ロングポジションを維持しておくべきだろう。
反対に、20日間EMAを下抜けてしまえば、ETH/USDのペアを50日間SMAまで押し下げてしまうことになり、116.30ドルまで下落してしまう可能性も出てくる。2つの移動平均線はフラットで、RSIはポジティブの領域にある。これは短期的には持ち合いの状態となるとみられる。
XRP/USD
リップル(XRP)は2月25日に急騰し、0.33108ドルを超えるまで上昇したが、高値を維持することはできなかった。2月26日の弱気相場で再び移動平均線まで下落してしまった。
現在、強気筋は移動平均線を守ろうとしている。これに成功すれば、強気筋が再び価格を0.33108ドルまで押し上げる可能性があるだろう。XRP/USDのペアは、0,33108ドルを上抜ければ、勢いを得ることになるだろう。上昇局面における目標は、0.40ドルだ。
逆に、価格が再び移動平均線を下回れば、次のサポートである0.27795ドルまで下落する可能性が出てくる。このレベルを下抜けてしまえば、年初来安値である0.24508ドルまで下落幅が拡大する可能性もある。トレーダーはストップロスを0.27795ドルの直下に設定したロングポジションを維持できるだろう。