ここに述べられている見解や意見は、あくまで筆者/寄稿者のものであり、必ずしもコインテレグラフおよびコインテレグラフジャパンの見解を反映するものではありません。あらゆる投資や売買の動きはリスクを伴います。意志決定の際には、ご自身でリサーチをお願いいたします。
強気相場では高値でも買いが出る。だから相場が急に変わった時に後から入ってきたトレーダーたちは大きな損失を被る。
弱気相場では崩壊を叫ぶ声におののいた人たちが低値で投げ売る。
売るべき時に買い、買うべき時に売ってしまうのがよくある失敗のパターンだ。
だから相場予測は鵜呑みにしないことが大事だ。この分析欄では非現実的な目標値を提示することはせず、今買うべきなのか、売るべきなのか、これを正しく予測することに集中したい。
BTC/USD ビットコイン/ドル
前回の分析で13202ドルから再び下げるとし的中した。1月20日に12988.89ドルをつけた後、10704.99ドルと9300ドルの間にある重要なサポート圏を試している。
この二日間、1万ドルの攻防が続いている。ここを死守できれば、再度反発を試す可能性がある。チャート上の下降トレンド線1を抜けた時にのみポジティブ展開となる。
ただしこれをトレードする場合は通常の半分の資金で行うべきだ。三尊パターンのネックラインと、下降トレンド線2で抵抗をうけるはずだからだ。
一方で1万ドルを割れたらセンチメントに悪影響をもたらし、8000ドル水準まで下げるだろう。
ETH/USD イーサ/ドル
直近の下落(1424ドル→770ドル)に対するフィボナッチ・リトレースメントの61.8%値である1174.36ドルまで上げることを予想していた。そして実際、1月20日に1160ドルをつけて反落した。
現在、12月10日以来強いサポートとなっているトレンド線まで押し戻されている。
この二日間、トレンド線で持ちこたえている。900ドルと845ドルの間にあるサポート圏は守られる可能性が強い。だが下降トレンド線を上抜けた時のみトレンド転換となる。
しかしこのサポート圏を割ると770ドルまで下落する可能性がある。買いの条件は揃っておらず、トレードは勧められない。
BCH/USD ビットコインキャッシュ/ドル
前回の分析で2072ドルから反落するとしていた。実際、1月20日に2112.11ドルをつけた後反落している。
移動平均線は弱気クロスオーバーを見せている。現在、20日間指数平滑移動平均線と50日間標準移動平均線以下で推移しており、弱気派が優勢にある。1364.96ドルを割ってしまうと、1194ドルまで下げる可能性が高い。
1364.96ドルで持ちこたえられればここから数日はレンジ内での動きとなるだろう。
下降トレンドにあるので、トレードは勧めない。
XRP/USD リップル/ドル
18日に20日間指数平滑移動平均線から反落した。現在0.87ドル水準にサポートがある。
ここから数日は、0.87ドルから1.74ドルにあるレジスタンス地点の間のレンジ相場になると予想する。
頭上のレジスタンスを抜けるまで新規買いを控えることとする。下値メドは0.87ドルを予想しているが、反発を待ってから買うべきだ。レンジ内での値動きはボラティリティを伴うと思われるので、サポート地点に近いところでのみ買いを試みるべきだ。
IOTA/USD IOTA/ドル
3.032ドルが重要な地点でここを上抜けできなければ売りを呼ぶとしていたが、現実化した。
現在、1月16日につけた底値である1.923ドルで留まろうとしている。このサポートを割ると、12月22日の底値である1.10ドルまで下げる可能性が高い。
1.923ドルを割らずに持ちこたえられれば、数日間はレンジ内での動きになるだろう。下降三角もちあいの下降トレンド線を上抜けしない限りポジティブ展開にはならない。
LTC/USD ライトコイン/ドル
205ドルを抜けたが225ドルには届かず、1月20日に214.48ドルをつけ反落した。
175.19ドルを割ると、140ドルまで下げる可能性が高い。
短期的には、215ドルを抜くことが最初の強気のサインとなる。
今のところトレードする条件は揃っていない。
XEM/USD NEM/ドル
1月20~21日の間、下降トレンド線を上回って推移することができなかった。結果的に下落を再開した。
現在0.86ドルで踏みとどまろうとしている。ここを割ると1月16日底値である0.551ドルまで下げる可能性が高い。
上値については、下降トレンド線が強いレジスタンスとなりそうだ。最初の強気サインはこの1.21ドルを抜いた時だ。
現在トレード条件は揃っていない。
ADA/BTC カルダノ/BTC
0.00006水準を上抜けできなかった。これからまず0.000047まで、次に0.00004070までゆっくり下落していく可能性が高い。
ここから数日は0.00004070~0.00006915のレンジ内での動きになるだろう。
サポート線から反発するのを待って新規トレードを行うべきだろう。現在の水準においては、買い条件は揃っていない。